乳癌の闘病記です,一言で良いですコメント、よろしくね


by yuki_yukimin

カテゴリ:告知( 2 )

10月16日(二度目の告知)

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リアルタイムな私は今日もノイトロジンを求めて病院通い、今日は注射だけなのでそのまま仕事に行こうとスーツ姿にコートを抱えて、処置室へ

 看護婦 「あら、今からお仕事なんですか?」
 私    「はい、終わったら直接行こうと思って」

普段、病院へ来るときはノーメークにジーンズ、ヅラも面倒くさいので帽子にマフラーという、いでたち、違うの、それは私の仮の姿よ、いつもの私はこうなのよん、フフン♪~と言う感じで注射をうってもらい、そそくさと仕事にむかった。
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本日の請求額 腫瘍内科 4,130円(ヤッパリ高いよノイトロジン)

今日は10月16日の2度目の告知の話です。

いつもの様に、私と夫を診察室で待ち構えるドクターフット・・・今度こそ、この瞬間に全てが白日の下に晒されるのだ。

 Dr 「では診察しますので、上半身脱いで、ベットに横になってください」

エ・・・まずは告知じゃ無いの?・・・チョット拍子抜け、仕方なく、腐ったバナナ色に腫れあがった乳を診察してもらう。

 Dr 「うーん腫れてますねぇ、痛みますか?」
 私 「はい、かなり痛みます」
 Dr 「では痛み止めを処方しておきましょう、はい良いですよ、着替えてください」

セッセと着替えてドクターフットの前に再びスタンバイ、今度こそ・・・カルテを見つめるドクターフット、ほんの1,2分の間が辛い

 Dr 「実は、悪い物が見つかってしまいました」d0098762_23234694.gif
 私 「・・・・・・・やはり乳癌なんですね」
 Dr 「そうです、間違いありません」

実に2度目の告知も淡々としたものだった、多分こういう場面では、医者は感情を表してはいけないと教えられているのだろう。

それにしても、告知を診察の後回しにするとは、ドクターフットも言いづらかったのだろうか、サンダーバードの人形のような表情のドクターフットにも五分の魂が宿っていたか・・・って今まで散々お世話になって何を言うか私!

まぁ、覚悟はしていた、私に限って何も無く終わるはずは無い。
「もしかしたら」と言う希望を持ちそうになる自分を、ひたすら戒めて来た。

 私 「分かりました」

1度目の時の様に、取り乱したりしない、喪失感と脱力感を必死に隠す。

 Dr 「それでは、今後の治療なのですが、○○さんの場合、センチネルリンパ節生検が可能だと思われますので、主治医が私からセンチネルの専門医であるY先生に変わる事になります。今日はY先生がいらっしゃるので、一度出て待合室でお待ちください、カルテを回しますので」
 私 「分かりました、今までありがとうございました」
 Dr 「ではお大事に」

さらば、ドクターフットよ、一度で良いから、足ツボ、グリグリして欲しかったよ・・・(嘘だけど)d0098762_23365253.gif

再び待合室で待つこと30分あまり

 私 「パパ・・やっぱり乳癌だったね」
 夫 「大丈夫だから、まだ初期だよ、心配いらないからね」

何か言って、ここで夫を泣かせても、私が虐めているみたいだから、それ以上は何も言わなかった。


乳癌なんだ・・・私が初めて病気を自覚し受け入れた瞬間であった。
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by yuki_yukimin | 2006-12-25 23:39 | 告知

9月7日(告知)

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今更何を聞きに行けば良いのだろうか、言われることなんて分かっているのに・・・殆ど眠れず、ボッとした頭でそんな事を考えながら、夫の運転で病院へむかう。

 私 「ねぇパパ、今日もし乳癌だって言われたら、病院を変えたいんだけど」
 夫 「どこか良い病院、知ってるの?」
 私 「YR病院に、専門の乳腺外来があるから、そこで診てもらいたい」
 夫 「そうだね、もしもそうだったらね」

病院へ着くと殆ど待たずに名前を呼ばれた、私の恐怖心は既に許容量(ミニマムですが)を遥かに超えまっすぐに歩けない、夫に抱えられるようにして診察室へ入る。
前回に診察してくれた気さくな女医さんでは無かった、銀縁のメガネだけが、やけに冷たい印象のDrは淡々とした口調で話し始めた。

 Dr 「検査の結果ですが、やはり乳癌ですね」
 私 「ひぃやぁぁぁ~」 声にならない絶望の叫びが、喉の奥から漏れた。
その場にヘタヘタと崩れ落ちそうになった所を、夫に支えられ、ベッドに座らされる。d0098762_17205243.gif
 Dr 「どうされます、ご主人だけお聞きになりますか?」

懸命に頭を振る、私の居ない所で、交わされる会話が怖い、聞くのも怖いけど、聞かない方がもっと怖かった。
 
 Dr 「大きさは1.5cm、後は色々と検査をしてみないと、まぁそんなに急がなくても取ってしまえば済む物ですから、右にもしこりがありますが、こちらは良性のようですね、気になるなら、手術の時に一緒に取って調べてみたら良いですよ」

余りにもあっけない告知と、無感情な説明だった。
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そこで夫が切り出した

 夫 「すみませんが、セカンドオピニオンの紹介をお願いしたいのですが、YR病院に乳腺外来の専門科があるそうなので、そちらを紹介して頂けないでしょうか」

 Dr 「良いですよ、それは構いません」 

そのまま淡々と看護婦さんへ指示を出す。

 看護婦 「それでは紹介状が出来るまで、待合室でお待ち下さい」

待合室の椅子に腰を掛けた、頭の中に霞がかかっている、夫がギュッと手を握り締めてきた、誰に見られても恥ずかしくなんか無かった。

 夫 「泣いちゃダメだよ、泣くなら家に帰ってから、思いっきり二人で泣こう」

そう言った夫の目は潤んで今にも涙が零れ落ちそうだった、私は・・・私は泣きたくなかった、悲しいのかどうなのか、自分でもよく分からなかった。

紹介状を受け取ると、夫は直ぐにYR病院へ連絡を入れてくれた、9月11日、13時から、予約は一杯で入れられないので、何時間待つか分からないが、必ず診察をしてくれるそうだ。

無言のまま家に帰る、ソファーに座った途端、夫がポロポロと涙をこぼした。
その時、あの大きかった夫の身体が随分と小さくなっていた事に初めて気がついた、私は泣けなかった。
病気になんか負けるものかとか、そんな思いとは違う・・・ただ事実を受け入れられなかった
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by yuki_yukimin | 2006-09-07 09:00 | 告知