「ほっ」と。キャンペーン

乳癌の闘病記です,一言で良いですコメント、よろしくね


by yuki_yukimin

カテゴリ:病気について( 35 )

d0098762_20281974.jpg

「○○さん一番へどうぞ」、呼ばれて診察室のドアを開けた。
そこにはあのMr.オクレが熱心にカルテを見ていた、私が座ると同時に話し始める。
 Dr 「T先生から説明があったと思いますが、○○さんの場合センチネルリンパ節生検が可能なようですね、ここでは私がその専門となっておりますので・・・・」

Mr.オクレ、ウイルス対策用のマスクをかけているのだが、どうもサイズが合っていない。
一言話す度に、鼻からマスクがずれ下がる、その下がったマスクを指でつまみ定位置に戻す、次の一言でまた下がる、再びつまみ上げる、話す、下がる、つまみ上げる再び・・・
恐ろしい程の無意味なスパイラルに気を取られ、話しが頭に入ってこない。

いったい何の為のマスク・・・何からその身を守ろうとしているだろうか?
口開く度に、ウイルス入り放題、お願いだから、気になるから、そのマスク今すぐ外してくれぇぇぇぇぇ!!切に願がった。

坊主あたまがそのまま伸びたようなヘアスタイル(後日これは真実だと分かった)、ヨレヨレの白衣、あまりにも揃いすぎている。
その所作の全てから溢れ出る、ビ○ボーオーラは、Dr.コトーにも負けない(でもあれはフィクションでしょう、これは明らかノンフィクションの世界だ!)
私はそれまで、医者と言う人種は意識せずとも、知的オーラというか金持ちオーラが溢れ出ていると思っていた、でも良く考えたら、出てなかったよ、ドクターフットからも。
ここは横浜では、チョットは有名なYR病院、規模はかなり大きめ・・・給料安いのだろうか・・・

とにかく色々と話しをしてくれるのだが、初めて聞く言葉ばかりで理解出来ない、当然、治療方針も決められない。

 Dr 「今日は時間も無いので資料をお渡ししますから、次回までに良く御相談なさって下さい」と言いつつ、繰り返すマスク運動。

 Dr 「明後日18日の4時からでしたら一番最後の診察になりますので、何時間でも納得が行くまでご説明が出来ますが、18日の4時の予約で宜しいでしょうか?」
 私 「分かりました、宜しくお願いします」

その時、Mr.オクレの院内PHSが鳴った。
d0098762_2164187.gif
「さいた~さいた~」・・・チューリップのメロディーが診察室に鳴り響いた。

本日の請求額 外科 2,280円

リアルタイムな私は明日から入院、明後日2度目の化学療法です、頑張ってきます。
[PR]
by yuki_yukimin | 2006-12-26 21:08 | 病気について

10月6日(外科的生検)

d0098762_15123494.jpg

ライブな私、昨日は抗生物質と解熱剤を飲んだら無事に復活をとげ、セッセとブログ更新、ところが3時間後にまた発熱、カラータイマーがピーポーピーポーと危機感をあおる。
今朝も朝から38度の発熱、しかし私は学習済みなのだ、抗生物質と解熱剤で3時間は持つ・・・
そこで、フラフラとノイトロジンを求めて、病院へむかった。
処置室で待っていると、色とりどりの毛糸の帽子が置いてある。d0098762_16133049.gif

 私 「この帽子ここで売ってるんですか?」
 看護婦 「違うの、同じ病気の患者さんが編んだものを持ってきてくれるのよ、好きな物をどうぞって、次に自分が治療に来た時に帽子が減っているととても喜ばれるのよ」

それではと、私も感謝しつつ、ひとつ頂くことにした、くすんだブルーにふち飾りが付いた、とても素敵な帽子だ、きっと同じ悩みを持つ他の患者さんの心の負担を少しでも軽く出来たらと、ひと針ひと針心を込めて編んでくれたのだろう、早速被ってきた帽子と交換、なかなか似合う(ような気がする)今度から、この処置室で治療を受けるときは、必ずこの帽子を被ってこようと決めた。

本日の請求額 外科 4,340円 (ノイトロジン高いね)
          薬    530円

と、ライブな私はここまで、今日は10月6日の外科的生検(腫瘤摘出)の時の話です。

10月6日はまさしく秋の嵐だった、台風16号が伊豆諸島近海で熱帯低気圧へ変化、この熱帯低気圧が暖湿流を送り込み、北側の冷気との間で低気圧が急激に発達した、低気圧は降水域と強風の範囲が広く、関東地方は 記録的な大雨と風に見舞われた・・・これって何かの暗示かい? 直ぐに疑心暗鬼に陥るこの心の貧しさよ、反省しなければ。

OPは15時からの予定だった為、朝食は食べても良いが、昼食は抜き、でも大丈夫、ヘタレの私が身体にメスを入れるって聞いただけで、食欲なぞ湧く術もなし・・・
それにしても驚いたのは、外来手術室、なんたって診察室の前の待合室の直ぐ隣にあって、テレビで見る手術室とは大違い、どちらかと言うと、チョット切っちゃったんだけど2,3針縫わなきゃいけないんだ、って言うノリ。でも簡易的に見えても揃うものは、きっとキチンと揃っているのだろう(と願う)
前開きの、寸足らずの着物に着替えて、ベットに横になる。

そこに颯爽と現れしドクターフット、ちゃんと手術着に着替えている(当たり前)、そしておもむろに胸の前で手術用のピッチピチの手袋を装着、その姿はまるで「スチュワーデス物語」の片平なぎさ、しかし、なかなかやねぇドクターフット、そういう気持ちにさせられる。
良かった良かった、思ったより本格的じゃんとひとまず安心。

 Dr 「それでは麻酔をしますよ」

チクチク・・・この麻酔は歯医者で治療用に使う麻酔と変わりないらしい、それが少々不安、いいのかい?歯を削るのとは違うんだよ、ブッツリ身体の中の物切り取っちゃうんだよ・・・
私の不安をよそにOPは順調に進んでいく、シミジミ思ったのは意識が完全に覚醒していることの辛さ。
あっ・・・今、切ってるのかな、う~んこれは多分思いっきり引っ張ってるんだろうな、おおよその見当が付く、時々生暖かな物が背中に伝わる、ゲゲッ血が流れてるよ~。
d0098762_16423243.gif
たまに途中で気分が悪くなってしまう人がいるらしく、それとなく、ドクターフットは、あの鋭い眼光そのままににこやかに(多分)話しかけてくれる。

 Dr 「息子さんは確か高校2年生でしたよね、大変でしょう受験勉強」
 私 「いいえ、受験勉強なんてとんでも無い、毎日ゲーム三昧ですよ」
 Dr 「いやーそうなんですか、ハッハッハ・・・余裕あるなぁ」

笑うな!手元が狂ったらどうする・・・しかしどんな時でも、目だけは笑わないドクターフット、ある意味怖い・・・

麻酔は途中で切れてきてしまう為、何度か追加をお願いする。

 私 「あのーすいません、なんだかチクチクして来たんですけど」
 Dr 「あーはいはい、じゃ麻酔追加しますよー、今麻酔追加してますからねー」

切られる傷の痛みは感じないが、傷口を小さめに開けて、そこを思いっきり押し広げて、中の腫瘤を取り出すので、その引っ張られている感覚が、痛みに感じる。

 私 「あのーやっぱり痛いんですけど」
 Dr 「痛いのはここですか、それともここですか?」
 私 「後の方です」
 Dr 「それは引っ張られている部分ですね、これは我慢して頂かないと」
 私 「はい、分かりました」
 Dr 「後、少しですからね、上手く行ってますよ、大丈夫ですよ」

・・・あれ???痛い・・・痛い!!!

 私 「先生、結構痛いんですけど」
 Dr 「すいませんねぇ、あと少しで切り取れるんですけど、一番奥の深い所までは、どうも麻酔があまり効かないみたいなんですよ、もう少しですから我慢してくださいね」

って言われたって痛いよ~!
d0098762_17164191.gif
そう言えば
歯科医 「はい、じゃぁ痛かったら右手をあげてくださいね」
私、痛いので右手を上げる
歯科医 「はい、ちょっとは我慢してくださいね~」 その気が無いのなら、最初から右手を上げてなんて甘い言葉はいらん!実にこの展開に酷似している

大声を出す訳にも行かず、脂汗を浮かべてジッと我慢。

Dr 「はい、終わりました、取れましたよ」

ほーらこんなん取れましたと得意げに、今はホルマリン漬けとなったが、先程まで私の肉体の一部であった、白い脂の塊を指差す、全然見たくなんか無いのに・・・

 Dr 「ではこれを、良く調べさせて頂きますからね」

傷口は特殊なテープを貼る、このテープのお陰で、消毒も要らないし、今日から入浴OKというスグレ物である。

結局2時間ほど掛かったOP、夫は待合室の椅子で熟睡、さすがだね、この位の大人物で無きゃ、私の夫はやっていられないんだ、と思いつつ、蹴飛ばしたい衝動に駆られるのがは何故?

本日の請求額 外科 12、370円
          薬   720円

しかし、この後私の左乳は、腐ったバナナ色に変色し、10日以上腫れあがったままだった。
[PR]
by yuki_yukimin | 2006-12-22 18:01 | 病気について

今日は受診日

d0098762_19204574.jpg

朝から、何だか身体がしんどい、昨日は寒気がするなぁと思っていたら、微熱があった。
しかし今日は昨日と比べ物にならない程だ、ダルくて起き上がれない、でも今日は久しぶりの受診日である、メニューは

  時間未定 採血
  10:30  心療内科
  11:00  外科
  11:30  腫瘍内科
 
実にフルコースメニュー、家で寝ている訳にはいかない、今日は夫が同伴出勤、ありがたい、しかし、この強行メニューどう考えても時間通りに消化されるとは思えない・・・

採血、心療内科までは、順調、時間より30分も早くスイスイ進む、さて次は1ヵ月ぶりの外科の受診、しかし・・・ここで躓いた、待合室は人で溢れかえっている、でもまだ30分も予約より早いのだ、多少待つのは仕方が無いだろう。

でも、座っているだけで身体中の間接が痛い、これはチョットおかしい・・・外科の受付に行って体温計を借りる。
ピピピッ・・・38度・・どおりで辛いはず、きっと朝から熱があったんだろうなぁ、外科に借りた体温計を返しに行くと、看護婦さんがやってきて「○○さん、辛かったらベットで横になってる?多分もう直ぐ、呼ばれるとは思うんだけど。」と聞きに来てくれる、動くのがキツイので、このまま椅子で丸まっていることにした。

結局、呼ばれるまで45分待った、フラフラと診察室に入る。

 Dr 「お待たせしました」

私の実際にOPをしてくれたのはドクターフットではない、手術がセンチネルリンパセツ生検であると決まった時に、専門科である今の先生に、チェンジしたのだ。
実はこの先生、ご存知の方がどれだけいるか分からないが、吉本興業のMr.オクレにソックリなのである、はっきり言ってドクターフットに負けず劣らずかなりの希少生物である。
一ヶ月ぶりに会った、Mr.オクレの頭は、まるで修行僧の様になっていた。

 私 「先生、そのヘアスタイルは何か心境の変化なんですか?」
 Dr 「あぁ、これね、僕はいつも4ヶ月に一回、こうするんですよ」

平然と答える、4ヶ月に1回って、先生・・・散髪は年に3回なのか!!!d0098762_19594819.gif
私はてっきり、出家したのかと思ったよ・・・

 Dr 「えーっと、今日は、何の治療だったのかな・・・あっいや、経過観察でしたね」

いったい、これ以上どこを治療するつもりだったのか。
傷口を丁寧に触診する、

 私 「先生、この傷跡ですが、もっと柔らかくならないんですか?」

私の傷口は左胸の脇の辺りから、乳首のしたまで約7cm、それ程、つれたりしている訳では無いが、コリコリと固い。

 Dr 「それはわかりませんね、柔らかくなる人もいれば、固いままの人もいるし、傷口が引きつってきてしまう人もいます、とにかく今はまだ、経過観察中そんなことは、まだまだ先の話しです、今やらなきゃいけないことは全然別」

私の愚問が相手にされることは殆ど無い、でも気になるものは仕方が無いじゃんと心の中で思いつつ、チョット反省、確かに今はまだそんな時期じゃないよね。

 Dr 「熱が高いようですね、白血球が随分と減ってるなぁ、まぁ後は腫瘍内科の先生から、よく話を聞いてください」

そう言うなり、PCを叩き始める、いつもながら、すごい、久しぶりに拝見したけど、以前より力強さが増している。
何たって、右手の人差し指と、左手の中指の2本のみで、力いっぱいキーボードを叩く。
Enterなんて、親の仇かと言うほどの勢いで叩きつける
時間が掛かる上に、ものすごく入力ミスが多い、しかし私の興味があるのは、先生がいつこのキーボードを叩き割るかだ。
先生、見事です、今日も良い仕事見せて頂きました。

最後は腫瘍内科である、今日のメインデッシュはここ、先生にお願いして、どうしても2度目の化療を今年中に、それも入院して受けたいのだ、本来なら2度目は外来なのだが、1回目の副作用に驚いた夫が心配して、出来れば2度目も、入院でと望んだからだ。

ここで、やっと名前を呼ばれた時は既に12時を回っていた。

 Dr 「○○さんお待たせしました」

毎度毎度で恐縮ですが、この腫瘍内科医の部長先生、赤塚不二夫に似ていらっしゃる・・・

 Dr 「どうですか、丁度、副作用が出る頃なんですが、あぁ熱があるんですね、う~ん白血球がかなり減ってますねぇ、1000しかありませんよ、色々な副作用のパターンがあるんですが○○さんの場合は白血球が随分と少なくなるようですね、ダルいでしょう、仕方がないんですよね」
 私 「かなり少ない方なんですか、普通はいくつ位あれば良いんですか?」
 Dr 「2000から2500は無いとなぇ、それでも少ないんですよ」

そう言うとじっと検査結果を覗き込み

 Dr 「おぉ、これはすごいなぁ、白血球も少ないけど、その中でも特に好中球が少ないですねぇ」
 私 「好中球って何ですか?」
 Dr 「生体防御系に関与してるんですよ、いわゆる兵隊さんですね、悪い菌が入って来ないように働くんですが・・・「40」しかありませんね」
 私 「40ってそれもかなり少ないんですか?」
 Dr 「普通は1000以上ありますからね、白血球を増やす注射をうちましょう、今日と明日と、月曜日も来られますか?」
 私 「はい、分かりました」

ここで、2度目の化療の話しを切り出す

 私 「実は、2度目の化学療法なんですが、どうしても今年中に出来たら、入院でお願いしたいのですが」
 Dr 「そうですね、私も今年中に考えていました、入院も正月で退院される方が多いので、問題は無いでしょう、今病棟に確認をして見ましょう」

結果はOK、今回は27日入院で28日治療となる、頑張らなくては・・・

 Dr 「治療の為にも、必ず白血球の値はあげないとね、じゃこの後、処置室でノイトロジン打ってもらって、入院の手続きをしてから帰って下さいね」

やっと終わって、家に帰り着いたのは既に2時、熱のある身にはかなり辛いフルコースであった。
抗生物質と解熱剤を飲んでひとまず、布団に倒れこみ3時間の爆睡、目が覚めると大分気分が良い、熱も下がっていた。

そんなことで、今日の更新が可能となりました、ながい記事を最後まで読んで下さってありがとうございます。

本日の請求額 心療内科    1,200円
          外科         200円
          腫瘍内科    4,760円
          薬代       1,880円
          前回の入院  61,670円  (退院が土曜日だったので会計が後回しだった)

それにしても、お金ってかかるよね~
[PR]
by yuki_yukimin | 2006-12-21 21:08 | 病気について
d0098762_22513586.jpg

今日はMRIと一週間前に受けた細胞診の結果が出る。
一度は告知を受けている身、何を言われようが覚悟は出来て・・・・いる訳ないじゃん!!!d0098762_22531371.gif
もしかしたら、乳癌じゃ無いかもしれない、何たって、前回の検査は、3の「疑陽性」、これって確か、かなり乳癌である確立が低かったはずだ・・・

まずはMRI、これはヨードを含む造影剤を血管内に投与して行う、副作用もあるらしく、10~20万人に1人と言う天文学的な数値で死亡例も報告されている。
ゆえに「こんな事があるって、前もって説明しましたからね、それでも良いと言うなら検査をしてあげましょう、だから何があっても、こちらの責任ではありません」と言った内容の同意書を書かされる。
いくら事務的な手順とはいえ、何気に冷たさを感じてしまうのは私だけ?赤ひげ先生よどこへ行った・・・・ってかなり古いね

MRIを無事終えて、いよいよ検査結果を聞く事となった。
診察室にはドクターフット、いつもの如く、眼光鋭く私を見つめている、こうなっては小心者の私、蛇ににらまれたカエルの如く身を縮めて、目の前の椅子に腰を掛ける。d0098762_237474.gif
 Dr 「実は前回の検査の結果ですが・・・」

思わず耳を塞ぎたい心境に駆られるヘタレな私・・・

 Dr 「4で癌の疑いがあると出ましたが完全に癌で有ると断定は出来無いんですよ」
 私 「・・・まだ癌であるか確定していないと・・・?」
 Dr 「そうですね、細胞診の場合、細胞を取り出す腫瘤の位置や状態によって、はっきりとした診断結果が出ない事が、どうしてもあるので、今度は実際に腫瘤を摘出する生検をしましょう」
 私 「生検ですか?」
 Dr 「そうです、外科的に腫瘤部分を取り出し、それを検査に回します、宜しいですか?」
 私 「分かりました、お願いします」
 Dr 「では10月6日の午後1時からで,
OPは私が担当します、詳しいことは、待合室で看護士から説明がありますから、それでは少し待って下さいね」

カタカタカタ・・・差し出されたのは、いつもの同意書だった。

 Dr 「すみませんね、いつもいつも、決まりな物ですから、お願いします」

やっぱり、ドクターフットも気にしてたんだ、何となく医者と患者の間の距離感を互いに認識させる為の同意書。
こんなものが無くても、ドクターフットは私の為に最善の努力を惜しまないだろうし、私だって、その気持ちに答えるべく精一杯治療を受けよう、そして、たとえ何かあったとしても、私はそれを攻めようと言う気持ちは毛頭無い(毛根は無くならないよね)

しかし、訴訟の耐えない医療社会、そんな甘いこと言っているより歩石を置くことが大事なのだろう。
でも同意書を差し出す時のドクターフットは必ず、いつもとは違う、申し訳無さそうな目をしている、やっぱりドクターフットは良い先生です。d0098762_23315135.gif

本日の請求額 外科 9,770円
[PR]
by yuki_yukimin | 2006-12-19 23:40 | 病気について
d0098762_8163622.jpg

d0098762_831245.gif
9月22日、ドクターフットとのあの衝撃の出会いから、既に10日以上経っていた、今日は2度目の外科受診の日だ(相変わらず、夫と同伴出勤)
d0098762_8355168.gif
多分心緒悪いんだろうなぁ、大騒ぎして、随分と迷惑掛けて怒らせちゃったみたいだし、出来ることなら、私の事など、忘れていてくれ~
願いも空しく、シッカリと記憶されていた、夫いわく「あれだけ大騒ぎしたらあたりまえだよ」

 Dr 「いかがですか、こちらでの治療を決心されましたか?」
 私 「はい、是非お願い致します」
 Dr 「じつは、紹介のあったH病院での細胞診の結果ですが、同じ物を使って再検査をした所、診断結果が、3の「疑陽性」でした」
 私 「えっ、本当ですか?」 
d0098762_8554038.gif
まるで天からの声だった

何なの!あの銀縁メガネは、もしかして「誤診」だったのか~d0098762_8591366.gif

 Dr 「ここでも、再度細胞診を行いたいのですが、来週の月曜日、都合はいかがですか?」
 私 「はい、大丈夫です、お願いします」
d0098762_935881.gif
かすかな希望が見えてきた、真っ暗な空から、差し込む一筋の光。

 Dr 「それでは、出来る検査はどんどん進めてi行きましょう、、まず今日はこの後、採血と採尿をお願いします、それから25日に細胞診、27日にエコー、細胞診の結果は一週間後の10月2日になりますから、この日にMRIも入れておきましょう」

力強いドクターフットの言葉、良かった私は見棄てられていなかったのだ、ドクターフット、顔は怖くてもきっと素晴らしい名医に違いない、その時私は確信した。

本日の請求額 外科 7200円

9月25日、久しぶりに、薬の助けもあったけど、殆ど落ち込むことも無く週末を過ごし、2度の検査日を迎えた、今日は夫の仕事の都合がつかず、心配した、妹が付いて来てくれた、私は安定剤を飲んでいて、いまだに副作用で時々フラつく為、夫から車の運転を禁止されている。

予約は3時、殆どきっかりに名前を呼ばれる、前回はエコーを見ながら針を刺しての検査だったが、今回はエコーは無しで、合計3回針を刺していく、よく細胞診は痛いと聞くが、不思議と私は痛いと思ったことは一度も無い、よっぽどのニブチンなのだろう、良い事だ。
検査は10分もかからずにあっけなく終わった、10月2日の検査結果どう出る事やら、期待と不安が入り混じる不思議な気持ちだった。

本日の請求額 外科 1150円

d0098762_931450.gif
9月27日、今日はエコーのみなので、直接、検査室へ向う。
実は私はあっという間に終わる細胞診よりエコーの方が嫌いだ。
じっと画面を見つめながら、同じ所を丁寧に何度もなぞる、そして時々、画像の保存「エッ・・・そこ何・・・何があったの」小心者の私はそれが怖い、しっかり見てもらうのも怖いが、見落としなんかあったらもっと怖い、だから、ひたすら耐える。
結局、検査は20分以上掛かった、その間中気が気で無い、どうかこれ以上、嫌なものが見つかっていませんように、と祈りながら検査を終えた。

本日の請求額 外科 1050円
[PR]
by yuki_yukimin | 2006-12-17 09:40 | 病気について

最悪の頃

d0098762_2018261.jpg

今までで、一番辛かった時期は、初めての検査を受けてから告知されるまでの一週間と、紹介されたセカンドオピニオンでの初診の時、Drの触診さえ怖くて受けられず、まず心療内科の受診を勧められた、9月の始めの頃だろう、あの頃は、全てが真っ暗で、毎日怯えきっていた。
思い出しても辛いだけ、でも忘れてはいけない、あの最悪の日があったからこそ、前に進もうと努力している今があるんだから。
そんな気持ちから今日は、私の人生において最悪だった、9月初旬の日々を記録と記憶を頼りに綴ろうと思います。
もし暇があれば、目を通してくださいね。
[PR]
by yuki_yukimin | 2006-12-13 20:17 | 病気について

今思うこと

d0098762_2011494.jpg

私がこのブログを立ち上げたのは12月3日です。まだまだブログ初心者、機能も良く把握できておりません(- - ;)
せっかくリンクを貼って頂いても自分のブログへのリンクの貼り方も分からないのです、スミマセン・・・
話はそれましたが、12月3日以前の記事は、手帳、その時々に渡された同意書の数々、支払いの明細書等々を見ながら書いてますが、不思議なほど鮮明に、その時、その場の雰囲気、ふとした表情が走馬灯の様に浮かんで来て、焦り、不安、絶望、よみがえるその心の揺れに今でも辛くて涙が出そうになります。

そして現在

11月1日  センチネルリンパ節生検による左乳房温存手術
11月14日 病理結果 核異型度がグレード2の為、化学療法を薦められる
11月16日 腫瘍内科初受診 化学療法の説明と選択をせまられ入院予約
12月8日  迷いに迷った化学療法の開始

何だか私の意思とは無関係に流されるままここまで来てしまったという感じ。

でも私は気づいています!!
1人でクヨクヨ暗中模索、悩んだり、世界中の不幸を1人で背負い込んだような顔で落ち込んだり、毎日の様にそんな日々の繰り返しだったあの頃から比べたら、今の私は多分別人です。
驚くほど前向きです、元気です。

これも私のこんな拙いブログを見て、励ましてくださる皆様のおかげです、本当にありがとうございます。
そしてこれからもヨロシクですぅ!
[PR]
by yuki_yukimin | 2006-12-12 20:36 | 病気について

9月13日(心療内科)

d0098762_22214974.jpg

今日も夫と共に診療内科の受診に向かう、最近はどこに行くにも(家の中でさえ)黒子のように、私の後をついてくる夫、フラフラと歩く姿が危なっかしくって見ていられないらしい。
今日は10時に予約をとってあったが、結局名前を呼ばれるまで、1時間半待たされた。

診療内科のDr は私のイメージとは大違いの、藤田朋子似の若い女医さんだった、ちなみに私のイメージとは、温厚で誠実そうな、中年から初老のおじ様Dr どんな話でもじっと耳を傾け、適切なアドバイスを返してくれるというものだ。

 Dr 「随分と今回のご病気で、毎日緊張をされているようですね」 

おっとりとした、丁寧な口調に、途端に涙が出てきた。

 私 「怖いんです、毎日怖くて仕方が無いんです」

それから私は、亡くなった叔母の事、しこりを見つけてから今日までの心境を一気に泣きながら語った。

 私 「誰も大丈夫だって、心配無いって言ってくれません(涙)」

私の話をじっと聞いていたDr 藤田朋子似は
 
 Dr 「そうですね、今の緊張状態が続いたお気持ちを、お薬で抑えることが出来ますから、安定剤と、睡眠もあまり取れていないようですね、睡眠誘発剤も出しておきましょう、暫くして、様子を見てから、お薬は調整して行きましょうね」

と言うと、カタカタと薬の処方箋を打ち出した、私は少しあっけに取られていた。
適切なアドバイスも、力強い励ましも無く、診察は処方箋を手にしただけで、10分と掛からなかった。

 Dr 「それではお大事に」 Dr 藤田朋子似はにっこり笑った

病院からの帰りに夫に誘われて、食欲は無かったが、ファミレスで昼食を摂った。早速、食後に生まれ初めての安定剤を飲んでみた。
今まで張り詰めていた緊張の糸がきれた瞬間だった、5分もしない内に、頭の中に霞がかかり、夫の声が遥か彼方から聞こえてくる。
そのまま家に帰ると布団に潜り込み、久しぶりに5時間の爆睡、Dr藤田朋子似、なかなか侮れない存在かもしれない。

本日の請求額 診療内科 1,440円
          薬代      860円
[PR]
by yuki_yukimin | 2006-09-13 10:00 | 病気について
d0098762_21283290.jpg

YR病院は私の住んでいる辺りでは、かなり大きな総合病院だ。
案内された乳腺外来は建物の一番奥、5つの白い診察室のドアが並ぶ前に待合室があり、何組かの夫婦連れもいた。
それから3時間以上、診察室のドアが開く度に振るえ、次の患者を呼ぶアナウンスには耳をふさいだ、怖かった、逃げ出したいほど待っているのが怖かった。
「○○さんお待たせしました、3番へお入りください」・・・ついにその時が来た、私は夫に抱えられるようにして診察室へ入った。

そこには・・・「ぷっすま」でおなじみのドクターフットがこちらを向いて座っていた。

 夫 「一緒に話を聞いても宜しいでしょうか?」
 Dr 「どうぞ」

紹介状のカルテに目を通す眼差しも、掛けているメガネまでドクターフットにソックリだ・・・

 Dr 「では上着を脱いで、こちらに横になって下さい、触診をしますから」

言われるままにベッドに横になるが、胸の前で組んだ腕が離せない。

 Dr 「これでは診察が出来ませんよ」

そろそろと手を離すと、左乳房にドクターフットの手が伸びてきた・・・怖い・・・

 私 「いやぁぁ・・・!」 再び両腕で胸を隠す。
 
 Dr 「このままでは診察になりません、手を離して!」

ドクターフットは怒っていた、メガネの奥の目は、あのグリグリ棒?を持って、ユースケ・サンタマリアを追い回す、あの時の目だ、観念して再びそろそろと手を離す、ドクターフットはそそくさとしこりの位置と大きさを確認し、その後、首、わきの下のリンパの触診へ移ろうとするが、そこでまた私の両腕は無意識のうちに胸の前で固く閉ざされてしまう、まさしくドクターフットにとっては営業妨害以外の何物でも無い。

 Dr 「宜しいです、服を着てください」

着替えてドクターフットの前に座る

 Dr 「カルテを見ましたが、そんなに急ぐ必要も無さそうなので、まず心療内科の先生と相談をして、今後ここで治療を続けるかどうかの判断をして下さい、今の貴女の状態では治療も検査も進める事は出来ません」

どうしよう、ドクターフットを怒らせてしまった、もうここでは治療をして貰えないかもしれない・・・

 私 「お願いします、どうしてもここで治療を受けたいんです(涙)」
 Dr 「ひとまず、心療内科の先生に予約の確認をしますから」

ドクターフットは・・・・やっぱり怒っていた(に違いない)

本日の請求額 外科 1,960円
[PR]
by yuki_yukimin | 2006-09-11 13:00 | 病気について
d0098762_22355091.jpg

検査をしたその日から、検査結果の出るまでの一週間、私の精神状態は常軌を逸していた。
仕事をしていても、居たたまれないような焦燥感に襲われる、立ち上がるとスッと血の気が引いて倒れそうになった。
当然、仕事なんて手につかず、夫にメール、電話攻勢

 私 「やっぱり病院すぐに変えよう、検査したその日に結果出してくれるような大きな所に」
 夫 「木曜日には結果が出るんだから、それまで待とうよ、今どこに行っても検査のやり直しで、余計に時間がかかるから」
 私 「でも、これ以上待てないよ」
 夫 「分かったから、今日はひとまず仕事を早めに終える、駅まで迎えに行くから一緒に帰ろう」

私の終業時間に合わせて夫は駅で待っていてくれた、何故か夫の顔を見るとホットした。
レンタルビデオを10本も借り、夜中私が寝付くまでかけ続ける、意識を少しでもどこかに持っていかないと居たたまれない、心細くなると、隣で眠る夫を夜中でも揺り起こす。

 夫 「どうしたの?大丈夫だよ、一緒に起きているから」

こんな生活が続いた、夫は私の気持ちの全てを受け入れ、ひたすら耐えてくれていた、でも申し訳ないと思う余裕が、その時の私には無かった。
食事が摂れないに加え、睡眠時間は毎日3時間前後、見る間に痩せていく私に付き合う様に、85kg以上の巨漢だった夫が随分痩せてきていたのにさえ、私は気が付かなかった。
[PR]
by yuki_yukimin | 2006-09-06 15:00 | 病気について