乳癌の闘病記です,一言で良いですコメント、よろしくね


by yuki_yukimin

手術後1日目(2006年11月2日)

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昼間に麻酔で眠り過ぎてしまい、長い長~い夜となった。
とにかくカテーテルが不快でならない、おまけに点滴付きで寝返りさえ打てない、ウトウトしてはトイレに行く夢を見ては目が覚め、時計を見てはため息をつき、またウトウトしてはトイレに行く夢をみて・・・・・・

病院の朝は早い、6時半にもなれば、朝一番の検温と血圧を測りに看護婦さんが来てくれる、看護婦さんが来てくれればカテーテルは外して貰えるんだ、そう信じてその時をじっと待ち続けた、やがて空が白々とあけ待望の看護婦さんがやって来た、早速懇願する。
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私 「すみません、カテーテルを早めに外して欲しいんですが」

看護婦さん 「それは夜勤明けの今日の担当の看護士の仕事になりますから、もう少し、待ってくださいね」

私 「何時頃になりますか?」

看護婦さん 「そうですね、朝の引継ぎが終わってからなので9時は過ぎると思いますが」
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後3時間・・・白々と空けていく空に反して私の目の前は真っ暗になった。
待つしかないのだ、覚悟を決めてゲームをして気を紛らわそうとしてみるが、集中できない、カテーテルが入っているのだから、トイレに行きたいはずは無いのに、何故だかトイレに行きたくて仕方が無い、我慢だ、今はじっと我慢の子だ、そして待つ事3時間やっと今日の担当の看護婦さんが朝の挨拶に来てくれた、早速お願いd0098762_23372077.gif

私 「すみません、カテーテルを抜いて欲しいんですが」 うるうる(涙目)

看護婦さん 「わかりました、チョット待っていて下さいね」

直ぐに支度をして来てくれる。

看護婦さん 「カテーテルと点滴とどちらが先が良いですか?」

私 「もちろんカテーテルでお願いします」

看護婦さんは慣れた手付きで、あっという間にカテーテルと点滴を外してくれた、この開放感、清々しさよ・・・・・・?
やっと自由になって気が付いた、今朝から頭痛がしている、そう言えば朝の検温も37度2分あったけ

私 「あの頭痛がするんですが」

看護婦さん 「朝も少し熱があったようですし、熱を測って見ましょうね」

ピピッピピッピピッ

看護婦さん 「37度6分、少し上がってますね、麻酔の副作用で熱がでることがあるんですが、暫くしたらまた測りに来ますね」

いそいそと、トイレに向う、自由に歩けることが嬉しい♪
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ノビノビと寝返りを打てるのも嬉しいが・・・だんだん頭痛が酷くなって来る、昼前に看護婦さんが再び検温にやって来た。

ピピッピピッピピッ

看護婦さん 「38度3分、随分熱が上がって来ましたね、少し冷やしましょうか」

そう言って看護婦さんは氷枕を持ってきてくれた、布団をかぶり、あまりの頭痛にグッタリ、昼食も手が付けられず下げてもらう。
不味いことに今日は夫が仕事の都合で来られない、仕方が無く薬を飲む為の水を売店までフラフラと買いに行く(頼めばヘルパーさんが買ってきてくれる事を知らなかったのです)
水と一緒に、アイスクリームを購入、病室に戻り早速外の景色を見ながらアイスクリームを食べる、ほてった身体にアイスクリームが冷たくて美味しい、あっと言う間にたいらげ再び布団へ潜り込む、アイスのせいだろうか、なんだかゾクゾクしてきた。

昼過ぎに看護婦さんがまた検温に来てくれる。

ピピッピピッピピッ

看護婦さん 「チョット熱が高すぎますね、先生に話してきます」

その時熱は39度を超えていた、寒気がするので布団を一枚追加して貰い、氷枕を外して布団の中で震えていると、耳慣れた忙しない足音が廊下から近づいて来るのが聞こえる。
Mrオクレが看護婦さんと共にやって来た。

Dr 「○○さん、大丈夫ですか?チョット熱が上がり過ぎですね、採血とそれからレントゲンを撮って来て下さい」
いかにも医者らしくテキパキと看護婦さんに指示を出す(ってだからぁMrオクレはれっきとした医者なんだってば)

Dr 「この分では明日の退院は無理そうですね」

私 「えぇ!!!明日退院のはずじゃないんですか?」 思わず大声が出てしまった

Dr 「退院については、時と場合によるとお話した筈です」 珍しく厳しい顔のMrオクレ

看護婦さん 「では、レントゲン撮りに行きましょう、車椅子使いますか?」

私 「大丈夫です、歩いて行かれます」

再びフラフラと2階のレントゲン室へと向う、どうしよう、明日退院出来なかったら・・・
別に用事があるわけでは無い、とにかく病院に居るのが嫌だ!一刻も早く家に帰りたい、そればかりを考えていた。
6時になって夕食が運ばれて来た、やっぱり食欲は無し、手を付けずに寝ていると、いつもの足音、Mrオクレだ。

Dr 「レントゲンの結果は異常無しでした、血液もまぁまぁですね、後は熱が下がれば良いんですが」

私 「やはり明日の退院は無理ですか?」

Dr 「そうですね、もう少し様子を見たほうが良いでしょう、それにしても今日は暑いなぁ」

私 「暑くなんかないですよ、今日は一日中寒気がしてました」

Dr 「それは、熱があるからです」 アレレ、まずい事言っちゃたかな・・・

私 「良く考えたらやっぱり寒くないです、気のせいでした」 お願い退院したいよぉ

Dr 「子供じゃないんだから、くだらない事は言わない!、とにかく退院は伸ばしましょう」 怒られちゃったよ・・・
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私 「・・・・・・」

Dr 「ほら、夕飯も食べてない、こんな事ではいつまでたっても退院できませんよ」

Mrオクレに言われて飛び起きて、夕食が乗ったトレイに向う・・・確かにやってる事は子供と変わらない

Dr 「食事が終わった頃、傷口のチェックにきますからね」

そう言うと忙しなく去って行ったと思ったら・・・途端に戻って来た

Dr 「仕方が無い、明日の朝一番で採血をした結果と、熱が下がっていたら、明日の退院を考えましょう」

それだけ言うと今度は戻ることなく、足音は廊下の彼方へと消えていった。
Mrオクレ、優し過ぎます・・・ありがとう、退院したいって言う私の我侭を汲んでくれて、Mrオクレがこんなに優しいなんて今まで知らなかったよ、頑張って不味いけど、ご飯食べます。

次の朝、何と朝一番の採血は午前6時、余りの速さにチョット驚く。
そして朝の回診でMRオクレから退院の許可を貰った、やったぁ退院が出来るんだぁ、許可が下りたらこっちのもの、Mrオクレの気の変わらないうちにサッサと着替えて荷物をまとめる。

6人部屋で、昨日からのMrオクレとの退院騒動の一部始終をしっている他の患者さんが皆
「良かったね、退院できて」口々に言ってくれた、こんなことで騒いだ自分が恥ずかしく大人げ無かったとチョット反省。

結局入院は、最初の転移が無かった場合の予定通り3泊4日で無事退院にこぎ着けることが出来た。
それもこれもMrオクレ、貴方のおかげです、先生ありがとう!感謝しつつ病院を後にして入院生活に終わりをつげ、私の人生において余りにも内容の濃く長い3日間は、こうして幕を閉じたのであった。
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by yuki_yukimin | 2007-02-01 01:01 | 手術について