乳癌の闘病記です,一言で良いですコメント、よろしくね


by yuki_yukimin

脱毛について

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医者からはきっちり2週間後に始まると宣言された、ウイッグをお願いした美容師さんからは、脱毛の前には、頭皮がチクチク痛むそうですよと教えられた。
初めての化療は12月8日、きっかり2週間たった。
その日の為に、既に3週間前から、自毛をベリーショートにしてウイッグ生活、抜け始めた時用にナイトキャップも勧められるまま用意した、準備は万端整っている、後はその時が来るのを、待つだけ・・・そう、覚悟は出来ているつもりだった・・・

昨日は朝から頭皮がチクチクんだ、何気なく手を伸ばし、髪を軽く摘まむ、すると驚く程の量の髪の毛が2本の指の間にあった。

とうとう来たのか・・・試しに何箇所かの髪の毛を摘まむ、力を入れずとも、激しい量の髪の毛が捕まれてくる、覚悟なんか全然出来ていなかった、私は呆然とした。

とにかく、夫にも子供達にも見せたくない、ナイトキャップを取り出し目深に被る。

勝負は、入浴時だと心に決めた。

家族が全員がお風呂に入り終えたのを見計らい、いつもの様に 「ママが入るから、絶対に誰も入ってこないでね」と一応声を掛ける、手術後からの習慣だ、傷跡も誰にも見せていない。

まず頭を洗ってみた、シャンプーの泡の仲には、目だった抜け毛は無さそうだったが・・・髪を流し始めて愕然とした、いくら流しても、流しても、身体を伝い落ちる湯と共に大量の髪の毛が流れ落ちて行く、尋常な量では無い、焦った・・・あわてて手櫛で髪をすいてみる、手のひらが真っ黒になる程の髪が一度に抜けた。

どうしようもなかった、私は髪を流し続けた、そうする他考えつかなかった、暫くして夫が心配になったのか、ドアの前から声を掛けてきた。

 夫 「ママ、どうしたの、髪抜けてるの?、もう良いから気にしないで上がっておいでよ」

夫は私の抜け毛に気づいていた。

 私 「出られないよ、髪の毛が抜けるの全然止まらないんだもん」

そう言った途端に涙が溢れた。

 夫 「大丈夫だから、薬が効いてる証拠だよ、また生えて来るんだし、誰も気にしたりしないから、出ておいでよ」
 私 「このままじゃダメだよ、どんどん抜けて来ちゃう、出られる訳ないじゃん、良いから、ほっといて、向こうに行って」
 夫 「分かったから、気が済んだら出ておいで、片付けるのは、僕がするから、何もしなくていいから、そのままでておいでね」

夫が部屋に帰って行った、涙が止まらない、もう誰に聞こえても良い。
風呂場で大声で泣いた、風呂場で歌うとエコーが効いて、下手な歌も上手く聞こえるらしい、私の泣き声もエコーが効いて、きっと家中に響き渡っていることだろう。

30分程、泣きながら髪をひたすら流し続けた、風呂場にある鏡に映る姿は既に自分の物とは思えなかった。

泣き疲れて、お風呂を出た、濡れたままの頭にナイトキャップを被り、バスタオルを巻いたまま、部屋まで急ぐ、誰とも何も話したくなかった。
夫が黙って私が出た後のお風呂を片付け始めた、その後をチビが追いかけて行く。

 チビ 「パパ、ママどうしたの、またどこか痛いの?」
 夫 「違うよ、ママは薬が効いてきて髪の毛が抜けてきちゃたんだよ、だけどそれは良いことなんだ、でもママは女の人だから、髪の毛が抜けちゃうのが悲しいんだよ」

私は急いで頭と身体を拭きパジャマとナイトキャップを被り、何事も無かったように、取り繕った、暫くしてチビが来た

 チビ 「ママ大丈夫?」
 私 「全然大丈夫だよ、あたりまえじゃん」
 チビ 「僕、ママが大好きだからね」d0098762_034811.gif
それだけ言うと部屋を出て行った、お願いだよ、これ以上そんな言葉で母を泣かせないで・・・

写真は、昨日病院で頂いた帽子に、500円で売ってたポニーテール用の輪になったゴムつきウイッグを買ってきて、ネチネチとゴムを取り外して一枚のウイッグにし、後ろ髪の位置にそれを縫いつけて見ました、まぁまぁの出来かな?近所の買い物位はこれで済ませられそうです。
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by yuki_yukimin | 2006-12-23 23:00 | 化学療法について