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乳癌の闘病記です,一言で良いですコメント、よろしくね


by yuki_yukimin

8月28日(確信・・・)

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先週の土曜日、左胸にしこりを見つけてから、度々そこへ手が行くようになった。
どうか消えて無くなっていて・・・・祈るような気持ちで手を伸ばす・・・
願いも空しく、そこには必ずコロコロとした平たく丸いしこりが確実に存在した。

私の父方は癌で亡くなる方が多い、いわゆる「癌の家系」である、2人の叔母も乳癌が原因で亡くなっている、そんな事もあって、何時頃からか、そのうち自分も乳癌になるのではという漠然とした思いが私にはあった。
もともと乳癌は進行の遅い癌で、自分で確認出来るような大きさになるまで成長するには、およそ10年の歳月が掛かるという、私の漠然とした思いも、実は無意識の中、自分の身体に芽生えた癌に気が付いていたのかも知れない。
嫌な予感は私は乳癌であるという確信に姿を変えつつあった。

乳癌で亡くなった2人の叔母の内の1人は、兄弟から年の離れた末っ子で、長女だった私にとっては姉のような存在だった。
手術後3年で再発、その後10年余りの闘病生活の中、再発、転移を繰り返し、5年前に他界した。
彼女は亡くなる一週間程前に、病院の廊下で転んで顎の骨を折ってしまった、既に身体中を蝕んでいた癌の為か、繰り返し続けられた化学療法の為か、彼女の全身の骨は余りにも脆く簡単に折れた、そしてその折れた骨は既に元に戻る力を失っていた。
「もう治療は要らない」彼女がその時、家族にそう言った事を後から聞いた。

最後に彼女を見た時、元々華奢で小柄だった身体は更に小さく、顎の骨の折れた口元は開いたまま閉じることはなかった。

怖い・・・・・助けて・・・・・私も乳癌だ・・・・・・

胸が締め付けられる、探さなくては、直ぐにでも検査をして「大丈夫ですよ」といってくれる病院を探さなくては、どうかこの不安が杞憂で終わりますように。

検索をして近所にマンモグラフィをしてくれる病院を探し出し連絡を入れた。
検査は31日の午前9時から、受付があるので10分前には来て欲しいとの事だった、今日から3日間どう過ごせばいいのだろう・・・・途方にくれた。
by yuki_yukimin | 2006-08-28 15:32 | 病気について